日本全国の健康増進・維持・回復に関わるフィットネス・ヘルスケアやスポーツの指導者及び従事者の心技体の質的向上を図る学習・研鑽・交流の場とし、ジャンルを超えて人の身心を活性化するメソッドの最良の情報を提供することを目的とした講習会です。
毎年、各分野で日本を代表する講師陣が、当会が掲げるテーマに適合したプログラムを多数公開しており、参加者も全国各地から、経験豊富で意識が高く、一般の方々に影響力のある指導者・関係者が多く集い、また、厚生労働省認可の公益財団法人健康・体力づくり事業財団や公益社団法人日本フィットネス協会をはじめ、8つの教育団体から資格継続教育の対象として、当会の講座を数多く認定頂いていることが特徴的です。
最近では、健康に深い関心を持つ一般の方、そして、医療・介護関係者などの参加も急増し、参加者層は益々拡大傾向にありますが、営利第一ではなく、純粋により多くの人々の健康管理の一助となる活動を開催の究極の目標としています。
会期:2018年5月3日(木)~5日(土)全3日間
「動きは人生であり、人生はプロセスである。動きのプロセスの質を高めれば、人生の質を高めることができるであろう。」
・・・モーシェ・フェルデンクライス【フェルデンクライス・メソッドの創始者】の残した言葉ですが、至極の名言だと思います。
私達は、誕生から死まで、食事・排泄・整容・移動・入浴等の日常の基本的な行動と社会的な活動を、この身一つでしていくわけですが、その限られた貴重な時間と置かれた環境の中で、どうしたら、より快適に身体を動かし、生活の質を高めていくことができるのでしょうか。
現代人の多くは、生活環境・様式の変化と共に、身体の内外からの様々な情報を感受し、効率的な動作コントロールにつなぐ身体感覚が低下してきました。そして、それが日常生活における不自然・不合理な運動パターンを発現し、構造的・機能的アンバランス・歪や不調を生むひとつの大きな要因となっています。
身体の特定部位を緊張させてしまう、構造上負担のかかる姿勢をとる、痛みのある個所をかばう形(代償作用)で更に負の連鎖を招く姿位をとる、ということが実際に多くありますが、殆どが無意識の内に行われています。
しかも、個々人が積重ねてきた動作性は不可逆的に変化し、一度刻まれた癖は中々治ることなく、運動系のみならず、機能的相互関係にある他の全ての身体系にも大きな影響を及ぼして、人間に本来備わっている能力が活かされぬまま、様々な身体の不調を生み出す原因にもなっていると考えられます。
第32回フィットネスセッションは、こうした問題に対し、個々人が活動の質を向上し、生活の質を高めるための行動である『SELF CARE セルフケア』をテーマに、特に、動き(動作性)に焦点をあて、その具体的な方法を探求・学習する場としたいと考えています。
セルフケアは世界的にも医療費上昇という問題に対する解決策の一つであるとされ、予防医療という観点からも重要な立ち位置を占めています。
日本は超高齢化社会を迎えていますが、自然の摂理で、加齢(老化)と共に、身体機能が少しずつ衰えていくことは誰にも止めることはできません。問題山積みとなっている介護についても、今、重度化予防の推進と自立支援に向けた取組が急務となっていますが、高齢者でも筋力・骨の衰えなどの身体の変化に順応して、動きを調整する方法をゆっくりと再学習していければ、セルフケアできるようになります。
身近でセルフケアの不十分な方がいたら、周囲の人が、その方が独りではできない事だけを上手くケア(介助)していくことができれば、結果として、個だけではなく、より広く集団としての健康も確保されていきます。
サポートを得ながらでも最終的に自分の感覚で気づき、自身の動きを管理・意図し調整していくことがセルフケアであり、これができることが健康の保持・増進につながるのです。
昨今、これさえ行えば(摂れば)・・・できるというような不確かな健康情報が日々配信されています。
しかし、結果が中々出ない―そして、また新たな情報が日々更新されていくとうようなことが繰り返されているのではないでしょうか。人間の身体は、とても精妙かつ複雑なシステムで、体内では沢山のことが同時に起こっています。
氾濫する情報に自分を当てはめようとするあまり、取組や一つひとつの動作から本人の主体性が失われ、環境や身体の内側からの視線が欠如してしまいます。ただ単に何かする(動作を模倣する)のではなく、そこに、しっかりと意識を向けていくだけで、身体は自然に整う方向に行きます。
セルフケアを行う上で、どんなレベルにおいても、自分の身体や動きを感じる、分析すること、そして丁寧に動くことの気持ち良さを学習していくことが大切なのです。
これまでも、多くの研究者や実践者から、身体についての学問・科学的手法やメソッドが提唱されてきましたが、同時に、ヒトの身体―動きについては、まだまだ解明できていないことが沢山あることも事実です。そうした古今東西の先人や同時代人の研究成果を継承しつつ、次世代に新しい価値を加え、セルフケアを進化させるべく探求を続けていきたいと考えています。
そのプロセスで得る様々な気づきの中にこそ、生の充実(生活の質を高める)を得る答えがあると信じています。
主催 | ■特定非営利活動法人 日本Gボール協会 ■フィットネスセッション実行委員会 |
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後援 | ■特定非営利活動法人 日本健康運動指導士会 ■一般社団法人 日本フィットネス産業協会 ■公益社団法人日本フィットネス協会 ■公益社団法人 日本エアロビック連盟 ■JWI ■株式会社 アクアダイナミックス研究所 ■ミズノ 株式会社 アクアフィットネス事務局 ■一般社団法人 日本マタニティフィットネス協会 ■特定非営利活動法人 NSCAジャパン ■公益社団法人 スポーツ健康産業団体連合会 ■一般社団法人 日本セルフケアコンディショニング協会 |
協賛 | ■株式会社 明治 ■株式会社 ブラボーグループ ■株式会社 THINK フィットネス ■ベンゼネラル株式会社 ■株式会社ギムニク ■有限会社 MAKIスポーツ ■株式会社クラブビジネスジャパン ■有限会社ラウンドフラット ■株式会社チャコット ■JTTMA(日本タイ古式マッサージ協会) ■株式会社vit |
協力 | ■大正大学 ■NEXT ■ジャパンフィットネス ■トレーニングジャーナル ■秘伝 |
企画協力 | ■株式会社マ−ベリック |
企画 | ■フィットネスセッション実行委員会 |
運営 | ■フィットネスセッション事務局 |
※予定(変更の場合があります) ※全項目における団体・企業名は順不同
毎年、フィットネスセッション開催に伴い、関連企業・団体様のプロモーション市場調査等に、ご活用いただいています。当イベントの優位性は…
毎年、フィットネス、スポーツ関連企業による全国の関連指導者・従事者、施設関係者、一般愛好家へのプロモーションの場として「スポーツ&フィットネス・ショップス」をフィットネスセッション会場内で併催していますが、ソフト(講習会)と共にハード(展示会)を 一体化した唯一のイベントとして、注目されています。
■ 会場内ブースでの商品の販売 ・ 展示 ・ サンプリング ・ モニタリング・ アンケート ・ 市場調査
企業・団体様が独自に開発されたソフト(フィットネスプログラム)やハードの発表・プロモーションの場として、特別枠でワークショップ/レクチャー/無料、体験会スタイルのプロモーション講座を参加者に対し公開するものです。
■無料提供講座(90分~120分)
人の健康づくりに関わる企業・団体、指導者・関連従事者の皆様、そして健康を願う一般の皆様の情報受発信・交流の場として役立てることを願い、今年も開催いたします。当イベントの趣旨をご理解の上、是非ご参画いただくことを心より願っております。
何卒よろしくお願い申し上げます。フィットネスセッション実行委員会 代表 前田励文