近年、日本は産業・経済とも成長発展し生活は豊かになりましたが、合理主義・利害を追求した反動として、バブル経済・環境破壊とともに人間性の崩壊をも生み出し始めているのではないでしょうか。超高齢化少子化時代と不安定な経済を背景に、人々の中に蔓延するストレス感、増加する暴挙と自殺者、子供から大人まで人の心と身体は益々脆弱化してきていると感じます。個々人が充実した人生を歩み、他者とも共存共栄できる社会を築いていくために、今こそ、各人が身心の在り方、根本的な生き方を見つめ直すことに真剣に取り組んでいかなくてはならないと思います。現代のように知識・理論が先行し実行動が伴いにくい状況が多い中において、身体を通して感じること、考えること、気づいていくことこそ、人間本来の生き方を見つけるひとつの鍵になるのではないでしょうか。そういう意味で、この時代に正しくFITNESSは必需なものであると確信しています。
こうした中、身体運動による健康増進法への関心が加速度的に高まり、古今東西の様々な運動法が提唱・普及されるようになりました。とても良い流れになってきたと思います。しかしながら、これだけ多くの情報が錯綜・氾濫する中、個人が自身に適合した方法を選択・実践し、真に健全な身心を構築していくことは本当にできるのでしょうか。
人の身体は正に十人十色、百人百色です。先天的遺伝に加え、特定の社会環境・生活習慣の中での後天的活動により生じた個体差については、先ず身体を客観的に様々な角度から精細に観察することで、各人の身体資源の状態(特徴・長短・課題)を明確に把握しなくてはならないでしょう。また生活の利便化とともに、日常における活動レベル・身体感覚(感知力)とも低下している現実に対しては、日常動作の改善につながるトレーニングから始めることで、徐々に鋭敏な身体感覚を養い、より効率的で効果的な動きを身につけていくことが可能になるのだと思います。
そこで今回は、どうしたらより個人に適合し、身心の活性化を生む一歩進化したFITNESS(適合)を実現できるのか、身体を外面・内面の両面からより深く洞察−“INSIGHT INTO
THE BODY”し、身体運動の基本を見直していきたいと考えています。
FITNESSという概念は米欧から学び得たものではありますが、元々、精妙かつ鋭敏な身体感覚、自然との調和融合を図る独自の文化の遺伝子を持つ日本から、より優れた身体活性法の数々を世界に逆発信できる日もそう遠くはないと信じています。
当会は、真の健康づくりを目指す人々の力を結集し、「元気な人、元気な日本づくり」の一助となる場を作ってくことを目指しております。 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
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